眠っていた最強FWスアレスが目を覚ます

MATCH 45 グループH 第3節 
2022年11月29日18:00キックオフ(会場:アル・ジャヌーブ・スタジアム)
ガーナ 0-2 ウルグアイ


グループステージ2試合を戦ってまさかの無得点。試合巧者ウルグアイは思うように得点を挙げられず、1分1敗という厳しい状況で最終節のガーナ戦を迎えた。

決勝トーナメント進出へ勝つしかないウルグアイは、前線にベテランのスアレスを再び配置。初戦の韓国戦ではスアレスが期待に応えられず、一部では衰えを指摘する声もあった。第2節ではスアレスをスタメンから外してエディンソン・カバーニを先発させており、ウルグアイ代表監督ディエゴ・アロンソにもこのあたりは悩みがあるのだろう。この最終節・ガーナ戦は再びスアレスをスタメンに戻しており、同国史上最強FWとも言える点取り屋に賭けた。

そのアイディアは当たりだろう。得点を奪うべく序盤からハイテンションな入りを見せたウルグアイは、26分にスアレスが魅せる。右サイドからのクロスが流れてくると、ペナルティエリアで拾ったスアレスは巧みなキックフェイントで相手DFのタイミングを外してシュート。これはGKに弾かれたが、こぼれ球をデ・アラスカエタが押し込んで先制。

さらに32分には細かいパスを繋ぎ、最後はスアレスが浮いたパスをデ・アラスカエタへ。難しいボールだったが、デ・アラスカエタが右足で上手く合わせて2-0。ウルグアイが最終節でさすがの勝負強さを見せてきた。スアレスも得点こそなかったが、ゴールには絡んでいる。

[W杯マッチ45]試合巧者ウルグアイが目覚めるも…… 喜べなかった2-0の完勝劇
2-0にしたところまでは完璧だったウルグアイ photo/Getty Images

ウルグアイとガーナの一戦はまたもPKが話題呼ぶ

一方のガーナは勝ち点3でこのゲームを迎えており、引き分けでも決勝トーナメント進出の可能性があった。前半20分にはクドゥスがペナルティエリアでファウルを得てPKをゲットしたのだが、これをアンドレ・アイェウが失敗。ここで先制できていればゲーム展開が変わっていたかもしれない。

ガーナとウルグアイといえば2010年の南アフリカ大会でも準々決勝で顔を合わせており、そのときも終盤にFWアサモア・ギャンがPKを失敗してウルグアイに敗れた苦い記憶がある。12年の時を経てリベンジしたいところだったが、またPKを外してしまったのは痛い。

試合のペースは先に2点を奪ったウルグアイが握ることになり、ウルグアイはこのまま勝てば決勝トーナメント進出という段階まできていた。

あとは試合を締めるだけだったのだが、他会場の韓国VSポルトガルに動きが。韓国が後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを決めたため、総得点で韓国が2位に。ウルグアイはもう1点奪いにいく必要が出てきた。

しかもウルグアイはスアレス、ヌニェスの2枚を下げており、ウルグアイはいきなり追い詰められてしまった。

一方のガーナも負けるわけにはいかないため、両チームが猛攻を仕掛けるオープンな展開に。終盤にはカバーニがペナルティエリアで相手DFと接触して倒れる場面やマクシミリアーノ・ゴメスのミドルシュートがガーナのゴールを強襲するシーンもあったが、いずれも得点には繋がらず。

ウルグアイは最後までカバーニが転倒したシーンでのVARを要求していたが、試合はそのまま2-0でウルグアイが勝利。勝ち点3は積み上げたが、ウルグアイはグループ3位で終戦。このガーナ戦はウルグアイらしい戦いだったが、決勝トーナメント進出を逃してしまった。

[W杯マッチ45]試合巧者ウルグアイが目覚めるも…… 喜べなかった2-0の完勝劇
ガーナも奮闘したがグループ最下位に photo/Getty Images

[スコア]
ガーナ 0-2 ウルグアイ

[得点者]
ウルグアイ

26分 ジョルジアン・デ・アラスカエタ
32分 ジョルジアン・デ・アラスカエタ

[ポゼッション]
ガーナ44% ウルグアイ38%  中立 18%

[シュート数]
 ガーナ9本 ウルグアイ12本

[枠内シュート]
 ガーナ4本 ウルグアイ6本

[イエローカード]

ガーナ2枚

カマルディーン・スレマナ
セイドゥ・アリドゥ

ウルグアイ 5枚

ダルウィン・ヌニェス
ルイス・スアレス
セバスティアン・コアテス
ホセ・マリア・ヒメネス
エディンソン・カバーニ


[レッドカード]
なし


[ラインナップ]

ガーナ
フォーメーション:[4-5-1]

監督:オットー・アッド

GK
ローレンス・アティ(ザンクト・ガレン/スイス)

DF
セイドゥ・アリドゥ(クレルモン/フランス)
モハメド・サリス(サウサンプトン/イングランド)
アブドゥル・ラーマン・ババ(レディング/イングランド)
ダニエル・アマーティ(レスター・シティ/イングランド)

MF
トーマス・パルティ(アーセナル/イングランド)
ジョルダン・アイェウ(クリスタル・パレス/イングランド)
アンドレ・アイェウ(アル・サッド/カタール)
モハメド・クドゥス(アヤックス/オランダ)
サリス・アブドゥル・サメド(RCランス/フランス)

FW
イニャキ・ウィリアムズ(アスレチック・ビルバオ/スペイン)

交代出場
46分 アンドレ・アイェウ→オスマン・ブカリ(レッドスター・ベオグラード/セルビア)
46分 ジョルダン・アイェウ→カマルディーン・スレマナ(レンヌ/フランス)
72分 イニャキ・ウィリアムズ→アントワーヌ・セメンヨ(ブリストル・シティ/イングランド)
72分 サリス・アブドゥル・サメド→ダニエル・コフィ・チェレ(フライブルク/ドイツ)
90分+8 モハメド・クドゥス→アブドゥル・ファタウ・イサハク(スポルティングCP/ポルトガル)


ウルグアイ

フォーメーション:[4-3-3]

監督:ディエゴ・アロンソ

GK

セルジオ・ロシェ(ナシオナル)

DF

ホセ・マリア・ヒメネス(アトレティコ・マドリード/スペイン)
マティアス・オリベラ(ナポリ/イタリア)
ギジェルモ・バレラ(フラメンゴ/ブラジル)
セバスティアン・コアテス(スポルティングCP/ポルトガル)

MF

ロドリゴ・ベンタンクール(トッテナム/イングランド)
フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード/スペイン)
ジョルジアン・デ・アラスカエタ(フラメンゴ/ブラジル)

FW

ファクンド・ペリストリ(マンチェスター・U /イングランド)
ルイス・スアレス(ナシオナル)
ダルウィン・ヌニェス(リヴァプール/イングランド)


交代出場
34分 ロドリゴ・ベンタンクール→マティアス・ベシーノ(ラツィオ/イタリア)
66分 ルイス・スアレス→エディンソン・カバーニ(バレンシア/スペイン)
66分 ファクンド・ペリストリ→ニコラス・デ・ラ・クルス(リバープレート/アルゼンチン)
80分 ジョルジアン・デ・アラスカエタ→マクシミリアーノ・ゴメス(トラブゾンスポル/トルコ)
80分 ダルウィン・ヌニェス→アグスティン・カノッビオ(アトレチコ・パラナエンセ/ブラジル)