FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)らを擁する韓国代表は2日、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)グループリーグ最終戦でポルトガル代表を2-1で撃破。W杯優勝候補相手の金星でベスト16入りを決めている。そんな中、ガーナ戦での退場処分によりベンチに入れなかったパウロ・ベント監督の振る舞いが話題を呼んでいる。

 韓国代表は先月28日のグループリーグ第2戦でガーナ代表に2-3と敗北。この一戦では、2-3で迎えた後半アディショナルタイムに韓国代表がコーナーキック(CK)を獲得したが、CKを蹴る前に試合終了のホイッスルが吹かれたことによりベント監督が激昂。主審に詰め寄るなど怒りを爆発させると、レッドカードを提示され、ポルトガル戦でベンチ入りできなくなった。

 同監督はポルトガル戦で代表スタッフとともにスタンドから戦況を見つめていた。しかし再三にわたり席を立ちあがったことにより、斜め後ろの観客から座って観戦するように注意を受ける。すると指揮官はやや不満げな表情を浮かべながら着席。この一連の流れがNHKの生中継で映し出されると、ツイッター上で「これは面白い」、「出禁だな」といった声が沸き起こっている。

 韓国代表は5分に先制ゴールを許したが、27分にDFキム・ヨングォン(蔚山現代)のゴールで同点に。1-1で迎えた後半アディショナルタイムにFWファン・ヒチャン(ウルバーハンプトン・ワンダラーズ)が決勝ゴールを奪い、2-1で勝利している。

 また同時刻キックオフのウルグアイ対ガーナは、ウルグアイ代表が2-0で勝利。この結果ウルグアイ代表と韓国代表が勝ち点4で並んだものの、総得点差で韓国代表がグループH2位に滑り込み。決勝トーナメント1回戦でブラジル代表と対戦することが決まった。