総得点差でウルグアイを上回ってグループリーグ2位通過
韓国代表は現地時間12月2日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグ最終戦、ポルトガル代表戦に2-1で勝利。同時刻にキックオフだったウルグアイ代表対ガーナ代表の結果を受け、総得点の差でウルグアイを上回って2位の座を掴み、決勝トーナメント進出を決めた。母国メディアは、「日本とオーストラリアだけ? アジアの虎は韓国だ」と、代表チームがプライドを見せたと伝えている。
韓国は強豪ポルトガルを相手に勝利以外は突破の可能性がない状態でスタート。しかも前半5分に先制点を許した。しかし、前半27分に同点ゴールを奪うと、後半アディショナルタイム突入直後にFWソン・フンミンのアシストからFWファン・ヒチャンが決勝ゴールを奪った。
韓国のグループリーグ突破は別会場のウルグアイ代表とガーナ代表の結果次第に。韓国の試合終了時点で、ウルグアイが2-0でリードしていた。そのままのスコアなら、韓国とウルグアイは勝ち点4の得失点差0で並ぶが、総得点で韓国が上回って突破の状況だった。そして、ウルグアイがラストチャンスとなったフリーキック(FK)を決められずに試合が終わると、12年ぶりの決勝トーナメント進出を果たした。
韓国のニュース総合サイト「ノーカットニュース」は、「日本とオーストラリアだけ? アジアの虎は韓国だ。劇的なベスト16進出」と見出しを打ち、日本、オーストラリア、韓国と史上初めてアジア勢3か国が決勝トーナメント進出となったことに触れている。
「韓国は10大会連続でW杯出場のアジア最長記録を打ち立て、さらにベスト16進出まで成し遂げ、アジア最強のプライドを示した。今大会では先に日本とオーストラリアが16強進出に成功。日本はドイツに続いてスペインまで破り、アジア初の2大会連続ベスト16を成し遂げた。オーストラリアも16年ぶりの決勝トーナメント進出に成功。勢力を広げるサウジアラビアとイランが敗退したなか、韓国サッカーのプライドが傷つけられる状況だった。しかし、韓国はグループリーグ最終戦でプライドを示した。FIFAランキング9位のポルトガルを倒して16強入りを成し遂げ、アジアの虎の権威を誇示した」
韓国は決勝トーナメント1回戦でブラジル代表と対戦する。(FOOTBALL ZONE編集部)