ヴィッセル神戸からセルティックに完全移籍したDF小林友希が、クラブ公式のインタビューで意気込みを示した。
現在22歳の小林は、神戸の育成組織出身。高校1年生でトップチームに2種登録され、2018年4月にトップチームデビューを果たした。FC町田ゼルビアや横浜FCへの期限付き移籍を経て、神戸でセンターバックのレギュラーに定着していた。先月23日にセルティックへの完全移籍が決まり、5年契約を締結。12月1日からチームに合流し、背番号は「18」に決まった。
来年1月から登録予定の小林は「セルティックからオファーが来て断る選手はいないと思います。本当にヨーロッパを代表するクラブの一つだと思っていました」と語り、「そのチームでプレーするチャンスを得られたことはすごく嬉しいです。自分にとってチャンスだと思うので、ここでしっかりとチームの力になって自分の価値を証明したいと思います」と意気込みを示した。
神戸でチームメイトだったFW古橋亨梧のほか、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介も在籍しており、チームを率いるのは元横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督。日本人にも馴染みが深いクラブに抱いている印象については、次のように語った。
「亨梧くんが活躍しているということは、日本にいた僕にとってすごく刺激になりました。僕がこのチームに来るにあたって、亨梧くんが活躍して日本人選手の実力を見せてくれていることは、間違いなく僕にとっても助けになっていると思います。彼に負けないくらい良いプレーをして、このチームの力になりたいです。あとは亨梧くんにはセルティックに行きそうな時から連絡は取ってもらっていて、生活のこともサッカーのこともポジティブな内容ばかりでしたので、来るのがすごく楽しみでした」
「Jリーグで彼(ポステコグルー監督)が率いていた横浜F・マリノスと試合をした時に、対戦相手としてすごく驚かされたというか、すごく戦術的なサッカーで強い印象を抱いたので、監督の下でサッカーをしてみたいという思いは、当時2年前に試合した時くらいから抱いていました。それが実現して、今はとても楽しみです」
宿敵レンジャーズとスコットランドの2強を形成しているセルティックは、「毎年タイトルを求められているチーム」だ。小林は「タイトルというところに貢献できるように、残りシーズン半分ですけど、僕自身もそこ力になっていけるようやっていきたいと思います」と改めて意気込みを示し、本拠地『セルティック・パーク』でのデビューを心待ちにしている。
「実際にまだスタジアムでセルティックファンの熱狂さを見たことはないですけど、映像越しでも伝わってくる熱さだったり、盛り上がりは僕も見ててワクワクしています。スタジアムでプレーするのが待ちきれないです」