ヴィッセル神戸は23日、DF小林友希がセルティック(スコットランド1部)へ完全移籍することを発表した。5年契約を結び、12月1日からセルティックに合流予定。2023年1月から選手登録される。

 現在22歳の小林は、神戸の育成組織出身。高校1年生でトップチームに2種登録され、2018年4月にトップチームデビュー。2019年からトップチームに昇格すると、2019シーズン後半はFC町田ゼルビア、2020シーズンは横浜FCへと期限付き移籍し、2021シーズンから神戸に復帰。センターバックのレギュラーに定着し、今季は明治安田生命J1リーグの32試合、天皇杯の3試合、AFCチャンピオンズリーグの6試合に出場した。

 小林が加入するスコットランド王者セルティックでは、過去に元日本代表MF中村俊輔氏や元日本代表MF水野晃樹(現はやぶさイレブン)らも在籍。現在はFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介が所属している。

 小林は移籍決定に際し、神戸のクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

「今シーズン厳しい結果で終わり、このタイミングで移籍していいのか悩みましたが、ヨーロッパでプレーすることは、サッカーを始めた頃からの憧れであり目標でした。このタイミングでのチャレンジを理解してくださり、送り出してくれたクラブには感謝してもしきれません」

「僕は、幼稚園でサッカースクールに入った時からずっとヴィッセル神戸のアカデミーで育ててもらい、スクール時代、アカデミー、そしてトップチームで素晴らしい指導者の方たちに恵まれ、成長させていただきました。ヴィッセル神戸、ヴィッセルアカデミーに心から感謝しています。だからこそ僕はヴィッセルアカデミーの価値を世界に示したいし、アカデミーの選手に目標とされる選手になりたいと思っています」

「ファン、サポーターの皆さん、いつもどんな時も熱い応援で支えてくださり、ありがとうございました。小さい頃から歌ってきた、試合後の神戸讃歌をピッチで皆さんと共に歌えたことは僕にとって特別な事でした。僕にはヴィッセル神戸を日本で、そしてアジアでナンバーワンのクラブにするという夢があります。これからも、もっともっと成長し、このクラブに関わる皆さんに恩返しが出来るように、また皆さんに活躍が届けられるように全力で頑張ります。これからも、見守っていただければ嬉しいです。行ってきます!」