現地時間12月1日に行なわれたカタール・ワールドカップのグループE最終戦、日本対スペインは2-1で日本が逆転勝利を収めた。森保ジャパンは初戦でドイツを破り、続くコスタリカ戦は敗れたが、スペインからも大金星を手にして、決勝トーナメントに駒を進めた。

 スタンドで声援を送ったファンも大興奮。そして、この日も“ゴミ拾い”をやはりこなし、代表チームはロッカールームをきれいに清掃してその場を去ったことが、国際サッカー連盟(FIFA)の大会公式SNSなどを通じて明らかになっている。

 その姿勢を改めて称賛した人物がいる。元スコットランド代表FWアリー・マッコイストだ。現地入りしているというレジェンドは英メディア『talkSPORT』に出演し、日本のファンとチームに最大級の賛辞を贈っている。
【動画】「あの素晴らしい試合の後で…」スペイン戦後に日本サポーターがゴミ拾い、そして代表チームが磨き上げたロッカールーム
「ファンや選手・スタッフがスタジアムを掃除した話を、あなた方が見聞きしたか把握したか。私が見た限り、日本のスタッフと、選手も掃除していた。本当に細部まできれいにしていたのをこの目で見た。ファンもゴミ拾いをしていた。私が今日、この目で見た事実だ。本当にとても素晴らしいよ」

 また、現地メディア編集者のファイサル・イスマル氏も自身のTwitterを通じ、日本人ファンのゴミ拾いの様子を投稿し、驚嘆している。

「僕の友人は、あの信じられない日本対スペインの試合に参加していた。素晴らしい勝利を収めてグループ首位になった後、日本のファンは組織立ってゴミ拾いを行ない、スタンドで片づけをしている……」

 レジェンドの保障も得た日本人ファンと日本代表チームの行ない。この“善行”は強豪打破という快挙にも繋がっているかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部