日本サッカー協会(JFA)は12月3日、公式YouTubeチャンネルにて、2-1で逆転勝利し、グループステージ首位通過を決めたスペイン戦の舞台裏動画を公開。そのなかで、カタール・ワールドカップという大舞台で決勝ゴールを挙げた田中碧がインタビューに答えている。

 三笘薫からの折り返しを詰めた自身のゴールシーンについて、田中は「自分では、球が来て、どフリーで押し込むだけという感覚だったのが、映像で見たら相手が先にいて、その後ろから入っていたからちょっとびっくりしました。ボールしか見ていなかったから。映像で見た時は不思議な感覚でした」と驚きを持って振り返った。
 
 日本を決勝トーナメント進出に導いた大きな意味を持つ決勝弾。24歳のMFは、「ワールドカップで点を取るというのは、9月の代表活動から毎日のように考えていた。自分を信じ続けたこの3か月間でした」と願い続けたからこそ手にできた結果だと語った。

「俺、毎日、日記を書いているんですけど、ワールドカップで点を取ると書き続けていたんですよ。ドイツ戦で(得点を)取れなくて、そんな甘いものじゃないなと思っていたんですけど、それでも書き続けて、でも俺は取れると信じていたんですよ、今日も。そうしたら取れたから、“ほらな”と」

 日本はラウンド・オブ16で前回大会準優勝のクロアチアと激突。田中は、「ここがスタートだと思っているんで、僕は。ここからが本当のワールドカップ」とすでに切り替えている様子で、史上初のベスト8進出に向けて闘志を燃やした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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