現地12月3日、ブラジルの地元メディアは元ブラジル代表で“サッカーの王様”と崇められるペレ氏が「終末期緩和ケア」に移行したと一斉に報じた。
3度のワールドカップを制したスーパーレジェンドは現在82歳。昨年9月に大腸の腫瘍摘出手術を行なって以降、ずっと化学療法を続けてきたが、このたび中止が決定されたという。11月30日に再入院した際、サンパウロ市内の病院側は「呼吸器系の疾患」と発表し、ペレ氏はSNSで殺到する激励メッセージに感謝の意を示していた。
金曜日のブラジルvsカメルーン戦では、ブラジル国歌の斉唱中にペレ氏の早期回復を祈る巨大な横断幕が登場。サントス時代の姿が映し出された一枚には、英語で「すぐに良くなりますように」とのメッセージが添えられていた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部