クロアチア代表MFロヴロ・マイェルがベスト8進出を懸けて激突する日本代表を称賛した。

前大会準優勝のクロアチアは、ベルギー代表、モロッコ代表、カナダ代表と同居したグループFを1勝2分けの2位で突破。5日に控えるラウンド16ではグループEを首位通過した日本と対戦する。

その重要な一戦を2日後に控える中、公式会見に出席したマイェルは、日本の首位通過を全く予想していなかったことを認めながらも、「心と勇気を持ってプレーすることを示した」とその戦いぶりを称賛した。スタッド・レンヌの攻撃的MFの会見コメントをフランス『AFP通信』伝えている。

「正直に言えば、フットボールの世界において僕自身を含めて誰もが彼ら(日本の首位通過)を予想していなかったと思う」

「だけど、彼らは賞賛に値するよ。彼らはフットボールにおいて名前だけでプレーするのではなく、心と勇気を持ってプレーすることを示した。彼らはこの結果に値するよ」

また、ドイツ代表、スペイン代表を撃破したとはいえ、下馬評では前大会準優勝チームが突破の本命と見られるが、今大会で多くの番狂わせを目にしてきた24歳の左利きMFは日本を過小評価するつもりはない。

「誰かを過小評価すれば、今日それが自分たちを苦しめることになる」

「僕らは今回のワールドカップで計り知れないサプライズがあったことを目の当たりにしてきた。そのような状況において有力な候補とみなされることに何の意味があるというんだい?」

「最も重要なことは、試合と対戦相手の準備を整えることだ」

「タフな試合が予想されるよ。ノックアウトステージなんだからね」

「僕らは多くの走りと戦いを伴う非常にタフな試合になると予想している。ただ、自分たちが準備できていると感じているし、この試合を楽しみにしているよ」

さらに、セルティックで日本代表FW前田大然のチームメイトであるDFヨシプ・ユラノビッチは、そのクラブ同僚を含め日本を警戒する一人だ。

「僕らはスペイン戦をみんなで見た」

「マエダとはセルティックで一緒にプレーしている。彼はとても良いプレーヤーだ。すでに彼がグループ突破を祝福しているよ。ピッチで会えるのを楽しみにしている」

なお、先日のカナダ戦でW杯初ゴールを記録したマイェルは、昨季の公式戦で49試合11ゴール13アシストを記録した気鋭の攻撃的MF。卓越した左足のテクニック、創造性に加えて、現代型の司令塔らしく走力やフィジカル能力を有しており、日本にとっては手を焼く存在となるはずだ。