決勝トーナメント1回戦クロアチア代表戦に向けたトレーニングをスタート

 日本代表は12月3日(現地時間)、カタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦のクロアチア代表戦に向けたトレーニングをスタートさせた。試合後にミックスゾーンで取材に応じたMF堂安律(フライブルク)が、次節は出場停止となるDF板倉滉(ボルシアMG)について語った。

 今年9月に左膝靱帯の部分断裂を負った板倉だったが、カタールW杯のメンバー入りを果たすと、グループリーグ全3試合で先発フル出場して、日本の決勝トーナメント進出に貢献した。最後のスペイン戦が終った時、次の試合に出られない悔しさから涙を流した姿も話題を呼んだ。

 東京五輪を戦ったU-24日本代表でも板倉とチームメイトだった堂安は、「彼自身が一番悔しいと思う」と言い、「(W杯の)落選したメンバーについて聞かれた時も『彼の分まで戦うみたいなことは、簡単に言えない』と言いましたが、今回もそう」と、無念さについては計り知れないとした。

 そして、「彼が試合を見た時に、誇らしいと思える試合を全員でやりたい。彼の力がこのあと絶対に必要になってくるので、しっかり休んでもらって次につなげたいなと思います」と、準々決勝で再び一緒に戦うためにも、クロアチアへの勝利を誓った。(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)