アメリカ代表FWハジ・ライトの一撃に海外メディア注目

 カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦が現地時間12月3日に行われた。A組1位のオランダ代表はB組2位のアメリカ代表を3-1で下し、ベスト8に駒を進めた。この試合でアメリカ代表FWハジ・ライトが決めた“ミラクル弾”に注目が集まり、海外メディアは「W杯史上最も奇妙なゴールの1つ」「才能か、運か?」と伝えている。

 試合は前半10分、オランダが自陣からパスをつなぎ、FWメンフィス・デパイが蹴り込んで先制。さらに前半アディショナルタイムには、DFダレイ・ブリントが右足で追加点を奪って2-0で前半を折り返した。

 劣勢のアメリカは後半から攻撃に打って出るなか、MFクリスティアン・プリシッチのグラウンダーのクロスにライトがニアサイドで反応。倒れ込みながら右足でワンタッチしたなか、不思議な軌道を描くループシュートとなりゴール左隅へ吸い込まれた。

 英メディア「GIVEMESPORT」は「W杯史上最も奇妙なゴールの1つ」と注目。「我々は一体何を見たのか。純粋な才能か、それとも単なる運か? 後者だと考えている。だが、ライトから何も奪うことはできない。これは異例のゴールであり、彼が生涯忘れることのないゴールだった」と絶賛した。

 試合はその後、前半2アシストのDFデンゼル・ダンフリースがダメ押しゴールを奪い、オランダが3-1と勝利。アメリカはベスト16で敗退したものの、ライトの一撃が脚光を浴びている。(FOOTBALL ZONE編集部)