現地時間12月9日、カタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝が行なわれ、決勝トーナメント1回戦でオーストラリア代表を2-1で破ったアルゼンチン代表と、アメリカ代表を3-1で下したオランダ代表が対戦した。
2大会ぶりのベスト4進出を狙う両チーム。一進一退の攻防が続くなか、最初にチャンスを迎えたのは、アルゼンチンだ。
22分、エリア手前でボールを受けたメッシが、相手DFを1人かわしてミドルシュートを放ったが、枠を捉えられなかった。
一方のオランダも、24分にデパイとのワンツーで抜け出したベルフバインが、左足で狙ったがゴール右に外れた。
試合が動いたのは35分。メッシが敵陣中央へドリブルで切り込み、スルーパスを供給。これに反応したモリーナがゴール左に流し込み、先制点を奪った。このままアルゼンチンが1点をリードして、前半を終える。
迎えた後半、アルゼンチンは73分に左サイドから上がってきたアクーニャがエリア内で倒されてPKを獲得。これをメッシが落ち着いて決めて、追加点をもたらした。
反撃に出るオランダは83分、ベルフハイスのアーリークロスに飛び込んだヴェフホルストがヘディングシュートを突き刺し、1点差に迫る。
さらに、アディショナルタイムにオランダが意地を見せる。ラストプレーとなった90+11分。エリア手前でFKのチャンスを得ると、コープマイネルスが意表を突いたグラウンダーのパス。これを受けたヴェフホルストが押し込んで、土壇場で同点に追いついてみせた。試合は延長戦へ。
そして延長戦でも決着は着かず、PK戦に突入。このPK戦をアルゼンチンが4-3で制した。4強入りを果たしたアルゼンチンは、ブラジルを破って勝ち上がってきたクロアチアと現地時間13日に行なわれる準決勝で激突する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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