カタール・ワールドカップが始まるまで、日本がドイツとスペインに勝利し、グループEを首位で突破すると予想した人は多くないだろう。日本に対する賛辞の一方で、グループステージで敗退したドイツに厳しい声が寄せられても、不思議ではない。

 元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノ氏は、ドイツが2大会連続のグループステージ敗退に終わった理由は、日本に逆転を許した時間帯にあると話した。

 ドイツは初戦で日本を相手に先制し、試合を支配したものの、後半に入って75分、83分と立て続けに失点。1-2と逆転負けを喫した。続くスペイン戦で1-1と引き分けたドイツは、最終節でコスタリカに勝利。だが、得失点差でスペインに及ばず、決勝トーナメント進出を逃した。
 
 カッサーノ氏は自身のインスタグラムでの動画で、「ドイツは15分でワールドカップを失ったと思う。日本戦の15分だ。70回も得点機がありながら、試合に負けた」と話している。

「100回やり直しても、絶対に彼らが帰国することにはならないだろう。3試合のうちの15分で彼らは帰宅することになったんだ。残念だ。ドイツには(ユスファ・)ムココや(ジャマル・)ムシアラら、たくさんの才能ある選手たちがいるからね。だが、ワールドカップでは、ちょっとでも間違えれば家に帰ることになるのが正しい」

 ドイツを抑えて、「死の組」を首位で突破した森保一監督率いる日本は、クロアチアを相手に再び歴史的勝利を挙げることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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