日本代表は5日、FIFAワールドカップ・カタール大会の決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦する。カタールW杯後の監督人事についてはベスト8入りで森保一監督の続投が濃厚とみられる一方、元ドイツ代表指揮官のヨアヒム・レーヴ氏や元アルゼンチン代表指揮官のマルセロ・ビエルサ氏らが後任候補に挙がったとみられている。そんな中、レーヴ氏の日本代表監督就任の可能性を海外メディアが分析している。
レーヴ氏はドイツ1部VfBシュツットガルトやトルコ1部フェネルバフチェなど、複数クラブで指揮。2004年からドイツ代表のヘッドコーチを務めると、2006年のドイツW杯後に監督へ昇格。2014年のブラジルW杯優勝という実績を残したが、2018年のロシアW杯ではグループリーグ敗退。昨年のUEFA EURO 2020(欧州選手権)終了後にドイツ代表監督を退任して以降、1年以上にわたり無所属状態となっている。
そんな中、英紙『テレグラフ』インド版は「日本代表の次期監督にヨアヒム・レーヴ氏が浮上?森保一は2018年7月の日本代表監督就任時に外国人監督への依存はもう終わったという声明を出していたが…」と報道。
「森保一監督はカタールW杯でスペイン代表、ドイツ代表、コスタリカ代表のいるグループEを首位で通過し、日本代表をベスト16に導いた。そして今、日本サッカー協会(JFA)は2026年のワールドカップに向け、レーヴを監督に迎え入れたいと考えているようだ」と綴っている。
また記事内では、レーヴ氏がドイツ紙『キッカー』のインタビューで語っていた内容も紹介されている。これによると、同氏は監督業再開の可能性について「ここ数ヶ月間とちがい、今はサッカーを見るとまたやる気が出てくるんだ。ある仕事が自分にとって魅力的だと感じたら、また引き受けるつもりだ。(現場復帰にむけて)私は準備ができている」と語ったという。
なおビエルサ氏については、一部メディアがスペイン戦前に日本代表監督就任の可能性を報道。しかし2日になってウルグアイ代表がディエゴ・アロンソ監督にかわる後任候補としてビエルサ氏をトップターゲットにリストアップしたと伝えられている。