日本代表MF堂安律(SCフライブルク)はFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)での活躍もあり、ミラン移籍の可能性が取りざたされている。その一方で、ミランは堂安律のみならずMF鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)にも引き続き関心を寄せているようだ。24日、ミランの専門サイト『ミランライブ』が伝えている。
鎌田大地は今季もここまで公式戦22試合出場で12ゴール3アシストをマーク。フランクフルト攻撃陣の中心選手として活躍しているほか、カタールW杯開幕前までは日本代表でもトップ下で好調ぶりをアピールしていた。ただグループリーグでは全3試合で先発出場も無得点と、本来のパフォーマンスが陰を潜めている。
そんな鎌田大地はフランクフルトと契約延長に向かっているほか、選手本人も「今季はフランクフルトに残りますよ。この冬に他のクラブと交渉する可能性があるとしても、すぐに去ろうとは思っていません。(オリバー・)グラスナー監督と今シーズンはフランクフルトで終えたいと話していますしね」と今冬残留が既定路線であることを明かしている。
ただ一方で今年9月以降にエバートンやリバプール、セビージャ、トッテナム・ホットスパー、ドルトムントなど複数クラブからの関心が伝えられるなど、今季終了後にフランクフルトを退団する可能性は依然として残っているとみられる。
そんな中『ミランライブ』は「カタールW杯からミランへ、鎌田大地がミランへフリー移籍か」と見出しをうち、同選手を特集。「グループリーグでは得点を挙げることができなかったが、つねにスタメンでプレーしていた。アイントラハト・フランクフルトではすでに12ゴールを挙げている」と鎌田大地の現状を綴っている。
その上でミランが攻撃的MF獲得の必要性に迫られていることも紹介。ステファノ・ピオリ監督がベルギー代表MFチャールズ・デ・ケテラエルのパフォーマンスに納得していないほか、スペイン代表MFブラヒム・ディアスにレアル・マドリード復帰の可能性があると主張した上で「鎌田大地のような新戦力獲得の余地がある」と見解を示した。
なお堂安律については、イタリアメディア『Diretta Goal』が今月3日に「堂安律は本田圭佑につづいてミランのユニフォームに袖を通す日本人選手となるかもしれない。ミランはカタールW杯であまりにも好調な日本代表選手に、本気でオファーを出す可能性がある。アタランタにも同様のアイデアがある」と伝えていた。
ミランにはかつて2014年1月からおよそ3年半にわたり本田圭佑が在籍していた。それだけにカタールW杯後にクラブ史上2人目となる日本人選手が誕生するか注目が集まる。