サッカー日本代表は現地5日、カタールワールドカップの決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦する。
2018年のロシアワールドカップで準優勝という実績を持つクロアチア代表は、2022年10月6日に発表された最新のFIFAランキングで12位につけている。カタールワールドカップ出場国の中では11番目、欧州では10番目という立ち位置だ。
日本代表がグループステージで対戦した7位のスペイン代表や11位のドイツ代表よりランクは下だが、決して実力が劣るわけではない。レアル・マドリード所属のMFルカ・モドリッチを筆頭に、インテル所属のMFマルセロ・ブロゾヴィッチ、チェルシー所属のMFマテオ・コヴァチッチと3人で構成する中盤は大会屈指の機能性と完成度を誇る。
ロシアワールドカップでは2度のPK戦、さらに準決勝を延長戦の末に勝ち抜いて決勝の舞台にたどり着いた。最後はフランス代表に敗れて初戴冠こそ逃したものの、粘り強くタフな戦いぶりに多くの称賛が集まった。
今大会もグループステージ3試合のうち2試合が0-0のスコアレスドローで、唯一の勝利だったカナダ代表戦には4-1で快勝した。3試合でわずか1失点という手堅い守備と、1試合で4発という爆発力を兼ね備えたチームでもある。ピッチ上の全員がハードワークを怠らない姿勢も無敗での決勝トーナメント進出につながった。
日本代表のGK権田修一は「本当にしたたかに戦ってくるチーム。いろいろな可能性があった中で、僕らにとっては一番難しい相手になると思っていました」と、クロアチア代表に対して強い警戒を口にしていた。
クロアチア代表と日本代表はともに1998年のフランス大会でワールドカップ初出場を果たし、その大会と2006年ドイツ大会ではグループステージで対戦した経験もある。今回は初めて決勝トーナメントで対峙することになるが、軍配はどちらに上がるだろうか。
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