パブリックビューイングしていた豪州ファンのゴミ拾い風景を現地メディア紹介

 オーストラリア代表は、現地時間12月3日のカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でアルゼンチン代表と対戦し、1-2と敗れてベスト16で姿を消した。オーストラリアメディア「10 News First Melbourne」は、母国でパブリックビューイングしていたファンたちが敗退決定後に「カタールの日本人ファンに刺激され」ゴミ拾いに勤しむ姿を動画で紹介している。

 試合は前半35分、相手のエースFWリオネル・メッシに先制ゴールを献上。さらに後半12分、FWフリアン・アルバレスに追加点を奪われたなか、猛攻を仕掛けたオーストラリアは後半32分にオウンゴールから1点差に詰め寄るも、あと一歩及ばずに敗れた。

 カタールから遠く離れたオーストラリアで代表チームの戦いを見守ったファンたちがいた。メルボルンのフェデレーション・スクエアでパブリックビューイングを行い、惜しくも敗れたあとの様子に注目が集まっている。

 オーストラリアメディア「10 News First Melbourne」の公式ツイッターは「カタールの日本人ファンに刺激され、ファンは試合終了後も残り、混雑したフェデレーション・スクエアのゴミ拾いを手伝っていた」と記し、1本の動画をアップした。映像では広場に散乱したゴミをオーストラリア代表ファンが拾う様子が収まっている。

 SNS上では「素晴らしい」「日本人から多くのことを学ぶことができる」「これを始めた日本人ファンは称賛に値するし、それをしたオーストラリア人ファンもまた称賛に値する。積極的な行動を真似たからと言って、非難されることはない。これがサッカーの伝統になったら素晴らしい」などの声が寄せられていた。(FOOTBALL ZONE編集部)