【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント準決勝】アルゼンチン-クロアチア(日本時間12月14日/ルサイル スタジアム)
1986年メキシコ大会以来36年ぶりの優勝を狙うアルゼンチンと全大会準優勝のクロアチアが、準決勝で激突。
世界ランキング3位のアルゼンチンは、本大会初戦サウジアラビア戦でまさかの敗戦を喫するもその後は順調に勝ち進み、グループCを首位通過。ベスト16では、オーストラリアを2-1で破り、準々決勝では、オランダを相手にゲーム終盤まで2-0でリードするも追いつかれ2-2の引き分け。延長戦でも決着がつかず、PK戦で勝利し、2大会ぶりのベスト4進出を決めた。
注目はもちろん35歳のエース、リオネル・メッシ。メッシは、ここまで4ゴールを挙げ、得点ランキングでエムバペに次ぐ2位につけている。今大会を最後に代表引退を表明しているメッシを中心に、アルゼンチンの団結力はこれまでになく高まっている。とした攻撃陣の威力は健在で、ここまで2得点をマークしているフリアン・アルバレスの決定力も心強い。
対して、前回大会準優勝のクロアチアは、グループFを2位通過。ラウンド16で日本、準々決勝で優勝候補ブラジルをPK戦で倒し2大会連続の準決勝進出を決めた。先制点を奪われながらも脅威の粘りを見せるクロアチアは、GKドミニク・リヴァコヴィッチの活躍もあり延長・PK戦ではすべての試合で勝ち上がりを決めている。
キーマンは、ズラトコ・ダリッチ監督が絶大な信頼を置くキャプテンのルカ・モドリッチ。マルセロ・ブロゾビッチ、マテオ・コバチッチとともに構成する「史上最高の中盤」が難敵アルゼンチンを相手にどう機能するのか。
リオネル・メッシとルカ・モドリッチ。2人のレジェンドが、それぞれの国の威信をかけて、また彼らの輝かしいキャリアで唯一欠けている‟ワールドカップ優勝”を目指して相まみえる。夢を実現するための、最後のチャンスをものにするのは果たしてどちらか。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)
【アルゼンチン】4-4-2
・GK
エミリアーノ・マルティネス (アストンビラ/イングランド)
・DF
ニコラス・タグリアフィコ (リヨン/フランス)
クリスティアン・ロメロ (トッテナム/イングランド)
ニコラス・オタメンディ (ベンフィカ/ポルトガル)
ナウエル・モリーナ (アトレティコ マドリード/スペイン)
・MF
レアンドロ・パレデス (ユベントス/イタリア)
ロドリゴ・デパウル (アトレティコ マドリード/スペイン)
アレクシス・マクアリステル (ブライトン/イングランド)
エンソ・フェルナンデス (ベンフィカ/ポルトガル)
・FW
フリアン・アルバレス (マンチェスターシティ/イングランド)
リオネル・メッシ (パリ サンジェルマン/フランス)
【クロアチア】4-3-3
・GK
ドミニク・リバコビッチ (ディナモ ザグレブ/クロアチア)
・DF
デヤン・ロブレン (ゼニト/ロシア)
ボルナ・ソサ (シュツットガルト/ドイツ)
ヨシュコ・グバルディオル (ライプツィヒ/ドイツ)
ヨシップ・ユラノビッチ (セルティック/スコットランド)
・MF
マテオ・コバチッチ (チェルシー/イングランド)
ルカ・モドリッチ (レアル マドリード/スペイン)
マルセロ・ブロゾビッチ (インテル/イタリア)
・FW
イバン・ペリシッチ (トッテナム/イングランド)
アンドレイ・クラマリッチ (ホッフェンハイム/ドイツ)
マリオ・パシャリッチ (アタランタ/イタリア)
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