劇的な逆転勝利でラウンド16に進出した韓国代表。しかし、パウロ・ベント監督は、日程に怒りを露わにした。ポルトガル『レコルド』が伝えた。
韓国は、グループステージ最終節を2日に戦い、ポルトガル代表と対戦。勝たなければいけない試合で開始5分に失点も、後半アディショナルタイムのゴールで逆転勝利を収めていた。
その後、同時刻に開催されたガーナ代表vsウルグアイ代表の試合終了を待ち、逆転でのグループステージ突破が決まっていた。
その熱戦から中2日、ラウンド16の試合でブラジルと対戦する韓国だが、パウロ・ベント監督は国際サッカー連盟(FIFA)が決めた試合日程に苦言を呈し、あり得ないとした。
「2018年に起こっていたことを見ていたが、72時間ということはなかったと思う。4、5日はあったが、72時間はなかった」
「非人道的であり、公平ではない」
「ただ、我々はFIFAが望んでいるこの現実を受け入れるしかない」
「ブラジルのような偉大なチームと争うことはすでに困難だ。世界チャンピオンになるための最強の候補だが、こういった制約により、我々の仕事はより困難になる。ただ、我々は努力し、諦めない」
あまりにも時間がない中での試合となる韓国。もちろんブラジルも同じ状況ではあるが、この日程ではトレーニングなどできないとコメント。実際に練習はしていないことを明かし、すでにグループステージ突破を決めていたブラジルのようなメンバー変更ができなかったことを語った。
「72時間後にピッチでこういった試合に向けた準備をすることは不可能だ。ビデオを通じて行った」
「前の試合で肉体的、精神的に疲れ果てた後、誰も準備することはできなかった。チームにとって、ブラジルよりも我々にとって、大きな恥を生むこととなってしまった。ブラジルのメンバーは前の試合で変更されている」