決勝トーナメント1回戦でクロアチアと対戦、前田が先制ゴール

 カタール・ワールドカップ(W杯)は12月5日に決勝トーナメント1回戦を行い、日本代表は(FIFAランキング24位)はクロアチア代表(同12位)と対戦した。この試合で日本代表はDF冨安健洋(アーセナル)がW杯初先発を果たすと、素晴らしい守備を見せて日本のピンチを凌いでいる。

 初のベスト8進出に向けて、クロアチアとの一戦を迎えた日本。出場停止のDF板倉滉(シャルケ)に代わり、先発出場の機会を得たのが、ここまでなかなかコンディションが整わずに、ドイツ戦(2-1)とスペイン戦(2-1)に途中出場していた冨安だった。

 相手のキーマンの1人である左サイドのMFイバン・ペリシッチの対応をこなす冨安の存在が光ったのが、前半26分だった。DFヨシュコ・グヴァルディオルのスルーパスが、きれいに日本の選手たちの間を抜いて行き、DF吉田麻也(シャルケ)の背後のスペースへ送られる。FWブルーノ・ペトコビッチが底を狙ってボールを受けて日本のゴールに迫った。その時に冨安が絶妙なコース取りでゴール前まで戻り、ペトコビッチとゴールの間に入って相手の攻撃を遅らせる。そして、ペトコビッチのボールロストを促し、ゴールを守った。

 W杯初先発の冨安の奮闘もあり、ピンチをしのいだ日本。前半終了間際の43分には、FW前田大然(セルティック)がゴールを決めて、1-0とリードをしている。(FOOTBALL ZONE編集部)