決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦

 日本代表は現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦で前回大会準優勝のクロアチア代表と対戦している。元日本代表監督の岡田武史氏は「日本の左サイドは結構チャンスになるかも」とベテランDF長友佑都のいるサイドからの崩しをキーポイントの1つになりそうだと離した。

 日本は立ち上がりにDF冨安健洋のボールロストからあわや失点というピンチを迎えるなど肝を冷やすシーンもあったが、失点は許さなかった。前半20分を過ぎても拮抗した展開が続いている。

 なかなかシュートには持ち込めない展開ではあるが、テレビ中継で解説を務めた岡田氏は「日本の左サイドは結構チャンスになるかもしれない」とコメント。「(クロアチアは)意外と守備のポジショニングと詰めが甘い。(ヨシプ・)ユラノビッチが長友との距離を2メートルくらい離している」とクロアチアの右サイドバックのユラノビッチのところにつけ入る隙があるのではと指摘した。

 ユラノビッチはFW前田大然と同じスコットランド1部セルティックでプレーする27歳。もともと攻撃的な選手で、守備よりも攻撃に特徴がある選手。やや攻め込まれている展開の日本だけに、打開するポイントがあるとすればクロアチアの右サイドということになるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)