決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦

 日本代表は現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦で前回大会準優勝のクロアチア代表と対戦している。元日本代表監督の岡田武史氏は序盤のピンチで見せたDF谷口彰悟の守備対応を絶賛した。

 日本は立ち上がりから相手にボールを保持される展開となったなかで迎えた前半6分、MFルカ・モドリッチが左サイドのスペースにロングパス。ここは今大会初先発のDF冨安健洋が対応したかに思われたが、FWイバン・ペリシッチのプレスを受けてボールロスト。そのままエリア内に持ち込まれてピンチを招いた。

 しかし、ペリシッチのシュートはGK権田修一がセーブ。こぼれ球も日本の守備陣が身体を張って守り、得点は許さなかった。テレビ中継で解説を務めた元日本代表監督の岡田氏はこの場面について「かなり肝を冷やしました」としたうえで「最後の対応のところで谷口が相手に中に出せないようにワンテンポ遅らせた。正解」とカバーに入った谷口の守備対応を絶賛した。W杯初出場だったスペイン戦でも安定した守備で勝利に貢献した31歳はこの試合も落ち着いた入りを見せた。

 序盤はやや攻め込まれる展開の日本。しばらくは我慢の時間帯が続きそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)