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現地時間12月5日、カタール・ワールドカップのラウンド16で日本とクロアチアが対戦。日本の今大会初となる先制点を挙げたのは、FW前田大然だった。チームはPK戦の末に敗れて初のベスト8を逃したものの、日本のスピードスターは周囲のサポートへの感謝を口にしている。
上写真＝43分にこぼれ球を蹴り込んで先制点を決めた前田は、遠藤に抱きついて最高の笑顔！（写真◎Getty Images）
■2022年12月5日 カタールW杯 ラウンド16（アル・ジャノブ）
日本 1-1（PK1-3）クロアチア
得点者：（日）前田大然
（ク）イバン・ペリシッチ
「勝ち試合は見せられなかった」
待望の瞬間は43分に訪れた。CKのチャンスを得た日本は、MF堂安律が短くつないでからクロス。DF谷口彰悟が競り合った際のこぼれ球に、鋭く反応した前田が左足ボレーで蹴り込んで先制点を奪った。
スペイン戦で同点ゴールのきっかけになったプレッシングなど、これまでは守備面の活躍が評価されてきた。一方でFWとしては当然、ゴールという結果が欲しい。東京五輪のメンバー入りが懸かっていた時期も常々「結果が欲しい」と言い続けていた男が、ワールドカップの舞台で結果を出した。
64分に浅野拓磨との交代で退いた後に日本は追いつかれ、1-1からのPK戦の末にベスト8を逃した。「支えてくれた人たちに恩返しする大会でしたけど、次のステージに進めなくて本当に残念」と語った前田は、「日本は夜中ですけど、たくさんの人が応援してくれたと思う。勝ち試合は見せられなかったですけど、本当に感謝しています」とお礼を述べた。
ことあるごとに周囲への思いを語ってきたスピードスターは「たくさんの人の支えがあって、僕はこの舞台に立てた」とあらためて感謝。「本当に、いろいろな人に感謝したい」と繰り返した。
