まだこれで20歳というのだから驚きだ

FIFAワールドカップ・カタール大会のグループステージを首位通過した日本はラウンド16でクロアチアと対戦した。

システムは今大会お馴染みになっている3バックで、累積で出場できない板倉滉の代わりに冨安健洋が入った。

ゲームは序盤から一進一退の攻防が続く。ドイツ戦やスペイン戦のように押し込まれ続けるわけではなく、日本がボールを支配する時間もあった。

すると、43分右サイドのショートコーナーから前田大然が今大会初ゴールを決める。最前線でプレッシングを続けた男が報われる得点となった。

しかし、55分イヴァン・ペリシッチにゴールを許してしまう。苦しい展開が続いた場面ではなかったが、一瞬の隙を突かれることに。

その後、日本はクロアチアのセンターバックDFヨシュコ・グバルディオルの守備をかいくぐることができなかった。強度、スピードを兼ね備えた守備者で、日本が押し込まれた際、前線の浅野拓磨に向かってパスを出すも、このグバルディオルにボールを回収されてしまい、前線で時間を作ることができなかった。

この試合を見る日本サポーターもグバルディオルのパフォーマンスに衝撃を受けたのようで、「グバルディオル」がSNS上でトレンド入りしていた。浅野は後半から、グバルディオルはスタートからピッチに立っていたが、延長後半の終盤でもまだグバルディオルのキレは残っていた。

このグバルディオルはブンデスリーガのライプツィヒでプレイしており、今後ステップアップが期待されている存在だ。20歳と若く、チェルシーやマンチェスター・シティ、レアル・マドリードらビッグクラブが関心を寄せている。W杯が終われば冬の移籍市場開幕であり、ビッグディールは起こるのだろうか。