日本代表の森保一監督が、クロアチア代表戦を振り返った。

5日、カタール・ワールドカップ(W杯)のラウンド16、日本vsクロアチアが行われた。

前回大会準優勝のクロアチアと、初めてベスト8を目指す日本の対戦。立ち上がりから積極的に入った日本は、失点に気をつけながらも攻勢を見せると、前田大然のゴールで先制に成功する。

今大会初めて先制した日本だったが、後半の早い時間帯に失点。その後は攻め込みながらもゴールは奪えず、クロアチアの攻撃も凌いで1-1で終了。延長戦でもスコアは動かず120分間が終了した。

PK戦では、南野拓実、三笘薫と連続で失敗。浅野拓磨が成功も、吉田麻也が失敗と、3選手がGKに止められる事態に。そのまま1-3で破れ、4度目のベスト8挑戦も失敗に終わった。

試合後のインタビューで森保監督は選手を讃え、新しい景色は見れなくとも、新時代を切り拓いたとした。

「まずは選手たちは本当によく頑張ってくれたと思います。我々をこの素晴らしい舞台につなげてくれた選手たち、そしてサッカーファミリー、国民の皆さんに感謝したいと思います」

「ベスト16の壁は今回も破れなかったですが、選手たちは新時代を見せてくれたと思います」

「これから先、日本のサッカーが最高の景色を願い続ければ、必ずこの壁を乗り越えられると強く思います」

「そのためにも、この素晴らしい選手たちを、国民の皆さんがまた後押ししてくださって、日本一丸となって世界に挑めれば、必ずこの壁は乗り越えられると思います」

「これまでの応援本当にありがとうございました。これからも一緒に戦ってください。後押ししてください」

また、今後の期待に対しては「選手たちは世界と戦うのと同じ目線で考えられます。日本サッカーの未来、新時代を見せてくれたと思います」とコメント。「新しい景色はドイツに勝ち、スペインに勝ち、W杯のチャンピオンに勝ったということを自信に持って、さらに追いつきではなく、追い越せを考えれば、必ず未来は変わると思います」と、このまま続けていくことが、新しい景色に繋がると語った。