1-1のまま120分で決着付かず…、PK戦を3-1で制しベスト8へ

 クロアチア代表は現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦で日本代表と対戦。1-1の同点で迎えた延長PK戦を3-1で制して8強入りしたなか、DFデヤン・ロブレンは「W杯でプレーした中でトップクラスで本当に難しいゲームだった」と、日本との一戦を振り返った。

 クロアチアは前半終了間際の43分、日本の右コーナーキック(CK)からショートCKでつながれた流れで、FW前田大然に先制点を許す。しかし後半10分、シンプルなアーリークロスからFWイバン・ペリシッチが頭で同点ゴールを奪い、1-1の同点のまま90分を終えた。

 延長戦でも決着は付かず、勝負の行方はPK戦へ。先攻の日本がMF南野拓実、MF三笘薫と失敗したのに対し、クロアチアはMFニコラ・ブラシッチ、MFマルセロ・ブロゾビッチが成功。3人目のMFマルコ・リバヤがゴールポストに当てて失敗したが、4人目のMFマリオ・パサリッチも確実に決めて、PKスコア3-1で勝利した。

 延長戦を含めフル出場し、最終ラインを牽引したロブレンは試合後、日本との死闘を振り返り「今日はより経験のあるチームが勝ったということだと思う。自分たちのほうが自信を持っていたというつもりはない。今日の日本も自信を持ったプレーをしていた」と見解を明かした。

 さらに、前回のロシアW杯準優勝メンバーでもある33歳のベテランCBは「W杯でプレーした中でトップクラスで本当に難しいゲームだった。ただ経験の差が少し違いを作ったと思う」とコメント。グループリーグでドイツ代表、スペイン代表から大金星を挙げた日本との一戦で勝利するのは、困難だったとの見解を示していた。(FOOTBALL ZONE編集部)