現地時間12月5日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦で、グループGを首位通過したブラジル代表と、グループHを2位で突破した韓国代表が対戦した。

 試合は、立ち上がりの7分にいきなり動く。ブラジルは右サイドを抜け出したラフィーニャの折り返しを、エリア内でフリーになったヴィニシウスがワントラップから落ち着いて決めて、幸先よく先制に成功する。

 さらに13分、エリア内でリシャルリソンがチョン・ウヨンに倒されてPKを獲得。これを怪我から3試合ぶりに復帰したネイマールが、GKキム・スンギュの動き見ながら落ち着いて逆を取り、追加点を奪った。

 一方、韓国も17分にファン・ヒチャンが強烈なミドルシュートを放ったが、GKアリソンの好セーブに阻まれた。

 攻勢をかけるブラジルは29分、マルキーニョスからカゼミーロへと繋いで、ラストパスを受けたリシャルリソンがゴール左隅に流し込む。鮮やかなパスワークからリードを3点に広げた。

 勢いの止まらないブラジルは、さらに36分にもヴィニシウスの浮き球パスをゴール前に上がってきたパケタがボレーで合わせて、4点目を挙げた。このままブラジルが4点をリードして前半を終える。
 
 迎えた後半、韓国は47分にロングボールに抜け出したソン・フンミンが決定機を迎えたが、GKアリソンが立ちはだかり阻止した。

 ブラジルは56分、エリア手前中央でFKのチャンスを得る。これをラフィーニャが直接狙ったが、枠の上に外れる。

 反撃に出る韓国は68分、相手のクリアミスを拾ったファン・ヒチャンが強烈なシュート。GKアリソンがはじいたボールに、ソン・フンミンが詰めたがマルキーニョスがブロックした。

 好機をモノにできなかった韓国だが、76分、1点を返す。途中出場のペク・スンホがエリア手前でFKのこぼれ球を拾うと、ワントラップから豪快なボレーシュートを突き刺した。

 ただ、反撃もここまで。後半は得点がなかったブラジルだが、4-1で完勝を収めた。8大会連続でベスト8進出を果たしたブラジルは、ラウンド16で日本を破ったクロアチアと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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