パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するブラジル代表FWネイマールが、カタール・ワールドカップ(W杯)の敗退を嘆いた。ブラジル『グローボ』が伝えた。
ラウンド16で韓国代表に圧勝したブラジルは、9日に行われたカタールW杯準々決勝で日本代表を撃破してベスト8に進出したクロアチア代表と対戦。主導権を握りながら、クロアチア守備陣の牙城を崩せない展開が続いたが、延長前半アディショナルタイムにエースのネイマールがゴールをこじ開けて先制に成功する。
しかし、試合終了間際の117分にFWブルーノ・ペトコビッチに同点ゴールを献上すると、その後突入したPK戦では1人目のFWロドリゴ・ゴエスと4人目のDFマルキーニョスが失敗して敗北。前回のロシア大会に続いてベスト8で姿を消すことになったネイマールは試合後、落胆のコメントを述べている。
「悪夢のような気分だ。何が起きたのか、信じられない。この敗北は長い間、傷つくだろう。だからこそ、とても悲しい。ブラジル代表のファンの応援、愛情、チームメイト全員への敬意に感謝したい。残念ながら、夢を叶えられなかったと言いたいところだが、それも含めてフットボールで、そういったことも起こる。今は家に帰って、配線を嘆き、苦しむときだ」
また、この試合でペレ氏の持つ代表歴代最多得点の77ゴールに並んだネイマールは今回のW杯で代表引退を示唆していたが、今後の代表活動について「正直なところ、わからないよ。今は話すと頭が熱くなって、頭が働かないからダメだと思う。これで、終わりというのは尚早だが、何も保証はできない。こでから、どうなるか見てみよう」と語った。