決勝トーナメント1回戦で韓国代表と激突、前半だけで4得点…実力差鮮明に
カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦が現地時間12月5日に行われた。G組1位のブラジル代表はH組2位の韓国代表に4-1で勝利し、8大会連続でベスト8に進出した。
史上最多5度のW杯優勝を誇るサッカー王国ブラジルは前半7分、右サイドから崩し、FWラフィーニャのラストパスをファーサイドで受けたFWヴィニシウス・ジュニオールが右足で蹴り込み先制。さらに同11分にはFWリシャルリソンがMFチョン・ウヨンに倒されてPKを獲得し、これを負傷明けのFWネイマールが冷静に沈めてリードを広げた。ネイマールは代表通算76得点目。ペレ氏が持つ同国歴代最多得点記録(77得点)にあと「1」と迫った。
さらにブラジルの勢いは加速していく。同29分、リシャルリソン、DFマルキーニョス、MFカゼミーロとリズミカルにパスをつないで韓国の守備をいとも簡単に突破すると、エリア内で再びパスを受けたリシャルリソンがフィニッシュを飾って3点目。同36分にはヴィニシウスのループパスからMFルーカス・パケタがボレーで決めて4-0となった。
韓国も後半31分にMFペク・スンホが豪快なミドルシュートを叩き込んだが、反撃はこの1点にとどまった。
怒涛のゴールラッシュを見せたブラジルは残り10分で今大会チームで唯一出番がなかったGKウェベルトンを投入する余裕も見せ、韓国に4-1で圧勝した。ブラジルのベスト8入りは1994年アメリカW杯から8大会連続。2002年の日韓W杯以来20年ぶり6度目の戴冠に向けて視界良好だ。(FOOTBALL ZONE編集部)