森保一監督率いる日本代表は6日、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表にPK戦の末に敗北。今大会は日本代表MF鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)やMF遠藤航(VfBシュツットガルト)らが主力選手としてプレーしていた。それだけにベルギー1部シント=トロイデンVV会長の村中悠介氏は試合後、直近数シーズンにわたるクラブの成果をアピールした。

 STVVの経営権は、2017年11月にインターネット関連の事業を手掛ける合同会社『DMM.com』が取得。『DMM.com』幹部である村中悠介氏や立石敬之氏らは、鎌田大地や遠藤航、DF冨安健洋(アーセナル)など日本人選手を獲得するとともに、欧州主要リーグのクラブへ放出。現在は元日本代表のMF香川真司やFW岡崎慎司の獲得で注目を集めているが、森保ジャパンに現所属選手のGKシュミット・ダニエルを送り出したほか、元所属選手の鎌田大地、遠藤航、冨安健洋がカタールW杯で活躍した。

 村中悠介氏はクロアチア戦後、自身のツイッターアカウントを更新。「大迫、乾、香川、原口、柴崎、長谷部、長友、昌子、吉田、酒井、川島」と2018年ロシアW杯のスタメンを紹介すると、「シントの経営権取ったのが2017。この時期、クラブレベルだと世界は遠かった」

 「そんな中シントを経由してこんなにすごい選手たち(鎌田、遠藤、冨安、シュミット)が出てくれた。本当に感慨深い。本当にやって良かった」と投稿。クラブ経営における確かな手応えを強調すると、「本当に貢献度高い」、「DMMありがとう!」といったメッセージが寄せられている。

 なおSTVVには現在、香川真司や岡崎慎司、シュミット・ダニエルのほかに東京五輪のU24日本代表FW林大地やDF橋岡大樹も在籍している。欧州移籍への玄関口としての役割を担っているだけに、今後もSTVVからの有望な日本人選手輩出が期待される。