日本代表MF三笘薫(ブライトン/イングランド)が、6日に取材対応を行なった。
5日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・ラウンド16でクロアチア代表にPK戦の末敗れ、失意の16強敗退。途中出場となった三笘は、「自分の力不足を感じた試合でしたし、ワールドカップを通していろんな課題が残る大会だったので、本当これからやるべきことが多いなと感じました」と大会を振り返った。
「やっぱりスタメンでチームを勝たせる存在になりたいなっていうのはより感じましたし、自分がチームを勝たせたっていう思える試合が全てでないといけない、という風に思っています。今回ウイングバックで違った役割でしたけど、選手としての幅も含めて、もっともっとチームの中でチームを引っ張れる存在にならないといけないなと思います」
「ゴール、アシストをもっと取って、チームを勝たせる存在にならないといけないと感じました。世界のトッププレーヤーは、1人で局面を打開して決め切る力があると思うので。そういうところを身につけて、もっとシュート打てるようになって、走れるようになって、戦える選手になりたいなと思います」
PK戦では2人目のキッカーを務めたが、相手GKにコースを読まれた。「名乗り出たことに後悔はない」としつつ、「でもそこに対するメンタルだったり、技術のところっていうのは足りないと感じました」と反省の弁。「後悔するよりも次の試合、4年後に向けてこれからやっていく方が大事だと思います。もちろん振り返りはしますけど、しっかりと自分が責任を持って、これからやっていかないといけないかなと思います」と顔を上げ、「本当にあのシーンが必ずよぎるくらい、その悔しさを持ってやらないことが無責任かなと思います」と悔しさを胸に刻んだ。
ドイツ代表とスペイン代表を破る番狂せを演じたが、新しい景色には届かなかった。「チームワークの部分はやっぱり世界のチームの中でも一番だと思います」とした一方、「自分たちがまだ強豪国ではないというところは証明された」とも三笘は語る。史上初のベスト8以上に向けて、日本代表に必要なのは個人のさらなるレベルアップだと説いた。
「やっぱり個人がレベルアップするしかないと思います。選手が集まって、やっぱり戦術のところは最後。結局、一人一人の個人レベルの集合体。1人がもっと驚異的になればそっから崩れていくってのがサッカーなので、一対一をもっと強くしていくってところと、フィジカル的に上げていくってのが自分はもっと必要だなと思います」