元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が12月6日、自身のYouTubeチャンネルを更新。カタール・ワールドカップを戦った森保ジャパンを振り返った。
ラウンド16でPK戦の末に敗れたクロアチア戦について、日本を「今回は褒めないといけない。ちゃんと自分たちのサッカーができた」と分析。PK戦に対しては「準備していたかどうか」と首をかしげ、「やっぱり難しい」と悔しがった。
一方、FW前田大然が決めた43分の先制点を「たまたま。あそこに(ボールが)こぼれて押し込んだ形」とバッサリ。また、MF三笘薫が全試合途中出場となった起用法について「訳わからない」「最初から使え」と指摘する。
さらに、今大会を通じての評価は、辛口を連発した。
「ドイツ戦とスペイン戦は、たまたまやと思う。よくやってくれた。でも、必然ではない。偶然だ」「俺は采配ミスだと思う。奇跡的にあのタイミングで2得点。あれ以外、何もなかった」「あの2試合は負け試合」
また、大会を通じての日本代表のMVPには、三笘とともにスペイン戦とクロアチア戦にフル出場したCB谷口彰悟を挙げた。川崎フロンターレの主将を「Jリーグの選手を舐めたらいけない」「Jリーグの選手にも、もうちょっと目をやるべき」「何年も代表でやっているような感覚。鳥肌が立ったくらい、すごく良いプレーをしてくれた」と絶賛した。
次回のワールドカップに向けては「4年後にどういうサッカーをするのか。もし追い込まれたとしても、そのサッカーをやり通す」と訴える。攻撃重視でも守備堅めでもよいとして、「4年間やってきたことを、キチンとしてほしい。そのままやり通してほしい」と希望した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】「あの2試合は負け試合」闘莉王が森保Jを総括。4年後に向けて日本代表に望むのは?