スペインに勝利のモロッコ、スペイン広場で暴動 現地メディアが一斉報道
カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦、E組2位通過のスペイン代表とF組1位通過のモロッコ代表が12月6日に対戦。0-0のまま延長を含めた120分間を終え、PK戦の末にモロッコが勝利し、史上初のベスト8進出を果たしたなか、スペインの広場でモロッコファンによる暴動が発生している。スペインの複数メディアが一斉に報じた。
試合は互いに一歩も譲らない展開のなかPK戦へ突入。PK戦は先攻のモロッコが2人連続で成功させたのに対し、後攻のスペインは1人目のサラビア、2人目のMFカルロス・ソレール、3人目のMFセルヒオ・ブスケッツと立て続けに失敗。モロッコGKヤシン・ブヌが気迫の連続セーブを見せた。モロッコは4人目のハキミは、ゴール中央に度胸満点のパネンカを成功させ、PKスコア3-0でモロッコに軍配が上がった。
この結果、モロッコは同国史上初となるベスト8に駒を進め、スペインに住むモロッコ代表ファンが歓喜し、騒動に発展しているという。
スペイン紙「AS」は「モロッコ勝利、マドリードのプエルタ・デル・ソルで暴動が発生」と報道。さらに「モロッコの市民はスペインのほとんどの場所で楽しく祝ったが、マドリッドの象徴的な広場では…」と記し、その様子を捉えた映像を公式YouTubeチャンネルで公開した。
またスポーツ番組「Carrusel Deportivo」の公式ツイッターも「マドリードのプエルタ・デル・ソルでモロッコのファンによる祝福の最中に暴動が発生。警察が介入した」と記し、映像を紹介している。
モロッコの歴史的な勝利と初のベスト8進出を受けて大騒ぎとなっているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)