スペイン代表のルイス・エンリケ監督が言及した。アメリカ『ESPN』が報じている。

エンリケ監督下で2010年大会以来のワールドカップ(W杯)制覇を目指して、カタールの地に乗り込んだスペイン。グループステージでは日本代表に次ぐ2位通過に終わったが、ラウンド16に駒を進め、6日にモロッコ代表と対戦した。

だが、今大会を通じて躍進が印象的なモロッコを相手に延長戦を含め、あとひと押しが足りない展開が続くと、PK戦で3人目までがまさかの失敗。逆に、モロッコは3人目以外の全員が成功させ、スペインの16強敗退が決まった。

エンリケ監督は試合後、「責任は私にある。PKキッカーの最初の3人は私がチョイスした。ピッチでの最高のスペシャリストだと思ったからだ」と失意のPK戦を振り返り、全体の内容にも触れた。

「もっとクリエイトしていきたかった。もっとシュートも打っていきたかったが、なかなかそういかなかったよ。シュート数は11本ほどあったと思うが、ゴールに繋がらなかった。試合終了間際にサラビアのものもポストを叩いてしまったんだ。PK戦は我々にとっては厳しいものだった。ただ、選手のことを誇りに思う」

また、終戦に追いやられ、注目される進退については「これから家に帰って家族や犬と会って、一緒に過ごす。楽しみだ」と今後の予定とともに、少し時間を空けての話し合う予定を明かした。

「(話し合いは)来週以降になるだろう。会長が時宜を得たものと判断したとき、将来についての話をすることになる。今はこの失望を受け入れ、より良い形で対処しないといけない」