FIFAワールドカップカタール2022の会場であった「スタジアム974」が、解体工事を開始したようだ。6日、ポルトガルメディア『レコード』が報じている。
同スタジアムは、今大会の8会場を構成する内の1つ。5日に開催された「ブラジルvs韓国」にて、今大会の割り当てだった7試合を終了し、解体が始まった。この日の朝から、スタジアムを囲むキャンバスの取り外しや、近隣エリアの清掃などが行われ、推定で3億ユーロ(約430億円)の費用が解体作業全体でかかる見通しとなっている。
このスタジアムに名付けられた「974」とは、974個のコンテナで構成されたスタジアムであることと、カタールの国際電話番号から由来。元々、大会後には解体され、コンテナは発展途上国に寄付。そこでの建設材料に役立てられる計画であるとされている。