韓国代表はカタール・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で、優勝候補のブラジルと対戦。1―4で惨敗を喫し、敗退が決定した。
韓国メディア『edaily』は「奇跡の16強進出を成し遂げ、韓国サッカーは今回のワールドカップで最低限の目標を達成したが、刻むべき教訓も残した」とし、「その一つがグローバリゼーションだ」と訴えている。
「韓国サッカーにとってグローバル化は重要な宿題だ。特に今回のワールドカップは世界サッカーから遠ざかると生き残れないことを確実に悟らせてくれた。良い例は日本とカタールだ」
記事は、開催国で初めて3連敗に終わったカタールを「今回のワールドカップで良い成績を出すために莫大なオイルマネーを注いだが、選手全員が自国リーグでプレーし、『井の中の蛙』だった」とばっさり。その上で、ライバルの日本を評価している。
「日本は韓国と同様に16強で今回のワールドカップが終わったが、グループステージ初戦だったドイツ戦の勝利をはじめ、韓国よりも容易にベスト16に進出した。カタールと違う点は代表チームの26人のうち19人が海外組だったということだ。今回のワールドカップに出場したアジア勢のうち欧州組が最も多い国が日本だった。8人の韓国より2倍以上多かった」
同メディアは「ヨーロッパの先進的なサッカーを経験した選手たちは、今回のワールドカップで日本代表の主軸メンバーとして位置づけられた。グループステージで奪った4ゴールもすべて海外組が決めた」として、こう締めくくっている。
「いま4年後を見なければならない韓国サッカーがどこを目ざすべきかは自明だ」
構成●サッカーダイジェストWeb編集部