オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール/イングランド)が、FIFAワールドカップカタール2022・準々決勝のアルゼンチン代表戦に向けた意気込みを語った。7日、イギリス紙『デイリーメール』がコメントを伝えている。

 今回のカタール大会で悲願の初優勝を目指しているオランダ代表。セネガル代表、エクアドル代表、カタール代表と同居したグループAを2勝1分・勝ち点「7」の成績で首位通過すると、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ではアメリカ代表に3-1で快勝。見事ベスト8進出を決めた。

 ベスト4進出をかけて準々決勝で相対するのはアルゼンチン代表。”絶対的エース”であり主将も務めるFWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/フランス)筆頭に、強力な攻撃陣を擁する南米の強豪だ。今大会すでに3ゴールを記録しているメッシとの対峙にも注目が集まるファン・ダイクだが、あくまで”チーム”としてアルゼンチン代表に臨む姿勢であることを強調しつつ、強敵撃破への意気込みを次のように語った。

「彼(メッシ)は史上最高の選手の一人だ。クリスティアーノ・ロナウドとともに直近20年間を代表するプレーヤーであり、長年に渡りそのことを証明し、様々なことを成し遂げてきた。しかし、我々は彼に対してだけでなく、アルゼンチンというチームに対して準備を進めている。彼らは長年に渡って成功を収めているチームだからね。メッシとオランダの戦いではなく、アルゼンチンとオランダの戦いなんだ」

「心配はしていないが、アルゼンチンがどのように仕掛けてくるのかということに関しては慎重にならなければならない。彼らは素晴らしい選手たちで構成されている素晴らしいチームだ。我々はあらゆる局面で良いプレーをしなければならないだろう」

 また、同選手は「我々の強みは団結力であり、一体感は非常に特別なものだ。誰もが自分の役割と責任を理解している」とオランダ代表の強みを挙げた上で「我々にはハングリー精神と夢がある。準々決勝まで進出しており、栄光までは残り3試合だ。ピッチ上ですべてを出し切り、成功を収めたい。これは我々にとってチャンスなんだ」とW杯制覇への意気込みを語った。

 注目の準々決勝オランダ代表vsアルゼンチン代表の一戦は、日本時間の10日午前4時にキックオフを迎える。