カタールワールドカップで2大会連続の決勝トーナメント進出を果たした日本代表。優勝候補と目された強豪2カ国を相手に複数失点しなかったことは、その後の逆転劇に繋がった要因の一つと言える。日本代表の守備を支えた25歳のDF板倉滉を、スペイン紙『マルカ』がワールドカップで価値を倍増させた選手の一人に選出した。

 板倉はカタールワールドカップのドイツ戦で先発出場を果たし、同点で迎えた83分に前線へパスを送り、浅野拓磨の逆転ゴールを演出した。ドイツ戦やコスタリカ戦、スペイン戦はいずれもフル出場で、日本代表の守備を支えている。しかし、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦は累積警告により出場停止。PK戦の末にベスト16敗退となった。

 同紙は日本代表について「ゲームチェンジャーである堂安律や三笘薫を筆頭に、株を上げる選手を数多く輩出している」と評価。続けて「その中でも、ボルシア・メンヒェングラートバッハに所属する板倉は、大会を通して最も安定したパフォーマンスを発揮した」と伝え、ワールドカップで価値を倍増させた選手の一人として板倉の名前を挙げている。

 板倉に関しては「クロアチア戦は累積警告により欠場したが、他の試合ではアグレッシブさと先読みで良い守備を見せ、3バックでも4バックでも後方の守備を主導した。ボルシア・メンヒェングラートバッハが彼と契約したのも頷ける」と称賛した。

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