6度目のワールドカップ優勝を目指したブラジル代表だが、クロアチアに敗れて準々決勝敗退となった。

延長戦でリードを奪うも、その後、同点とされると、PK戦の末に敗退。

Optaによれば、W杯の延長戦で1-0のリードを奪ったケースは13件あるが、敗退したのはブラジルが初だそう。

『Globo』によれば、ブラジル代表FWリシャルリソンは号泣しつつ、こう話していたそう。

「家族、ここに来てくれた全ての人達、ブラジルで僕らを応援してくれた人たちに謝る。

いま僕らは部屋に帰って、泣かなければいけない。穴があったら入りたい。

僕は選手だけど、ピッチ上のファンでもある。難しい瞬間だ。

帰国しなければいけない。残念ながら、カップは僕らにもとに来なかった。

大きな期待を抱かせたけれど、残念ながら失敗してしまった。話すことはあまりない」

「もう戻ってこない選手たちも多くいる。ダニ(アウヴェス)やチアゴ(シウヴァ)もそうだろう。

こういう敗戦を飲み込むのは難しい。いまは泣いているが、胸を張る。

ワールドカップは最高の舞台。僕らには優勝できるスカッドがあっただけになおさら辛い。

時に、サッカーは僕らに不公平だ。

ピッチ上で全力を賭したが、最後の最後に失点してしまった。PK戦では相手の方がよかった」

ファンたちに謝罪しつつ、これで代表から去るであろうベテランたちのことも思っていたようだ。

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王国ブラジルだが、W杯優勝は2002年が最後。30歳ネイマールは、代表引退するか否かを熟慮すると述べている。