クロアチアを優勝に導けるか
FIFAワールドカップ・カタール大会の準々決勝でクロアチアとブラジルが激突。120分を戦い1-1で終了した好ゲームは、PK戦の末にクロアチアが勝利した。この試合で誰よりも存在感を発揮した男がGKのドミニク・リバコビッチだろう。
この試合でも高いパフォーマンスを発揮したリバコビッチは、前半から好守を連発。ブラジルの決定的なシーンには何度も顔を出してピンチを防ぎ切った。65分にはクリアボールのこぼれ球を拾ったリシャルリソンがシュートを放つも好セーブで対応。75分には抜け出したネイマールと1対1になるものの、守護神のブロックで事なきを得た。
ネイマールに1失点こそ許したものの、19本ものシュートを打たれながら1点に抑えたリバコビッチ。データサイト『SofaScore』によれば、この試合で120分間の出場でセーブ数は10本を記録しており、加えてPK戦でも1セーブとブラジル撃破に多大な貢献度を見せた。
日本戦でもPK戦で好セーブを連発してベスト8を阻んだ守護神は、ブラジル相手にも高い存在感を発揮。勝ちパターンを熟知している前回大会の準優勝国は、悲願の優勝に向けて4年前の雪辱を晴らす。次なる相手はリオネル・メッシ擁するアルゼンチンだ。