【カタールW杯|準々決勝】クロアチア1-1(PK4-2)ブラジル/12月9日/エデュケーション・スタジアム
【クロアチア|採点】
●スタメン
GK
MAN OF THE MATCH
1ドミニク・リバコビッチ 7.5
DF
6デヤン・ロブレン 6
19ボルナ・ソサ 6.5(110分OUT)
20ヨシュコ・グバルディオル 6.5
22ヨシップ・ユラノビッチ 6.5
MF
8マテオ・コバチッチ 6(106分OUT)
10ルカ・モドリッチ 7
11マルセロ・ブロゾビッチ 6(114分OUT)
FW
4イバン・ペリシッチ 6
9アンドレイ・クラマリッチ 5.5(72分OUT)
15マリオ・パシャリッチ 5.5(72分OUT)
●途中出場
MF
13ニコラ ヴラシッチ 5.5(72分IN)
FW
16ブルーノ ペトコビッチ 6.5(72分IN)
MF
7ロブレ・マイェル 6(106分)
FW
17アンテ・ブディミル ―(110分)
FW
18ミスラフ・オルシッチ 6.5(114分)
●監督
ズラトコ・ダリッチ 6.5
【クロアチア|寸評】
優勝候補を相手にしてもまったく臆せずアグレッシブに振る舞い、ボール支配でも引けを取らなかった。守護神リバコビッチのビッグセーブもあって90分間を0-0で終え、ラウンド16の日本戦と並ぶ延長戦へ。ネイマールのスーパーゴールで先手を打たれたが、延長後半に次々と攻撃的なカードを送り込み、オルシッチのクロスをペトコビッチが送り込んで同点に持ち込んだ。
最後はPK戦でまたもリバコビッチが奇跡的なセーブを見せ、4-2で勝ち名乗り。枠内シュートはペトコビッチのゴールのみで、その不屈の魂には改めて脱帽した。
相変わらず縦横無尽に動いて攻守を支えたモドリッチをはじめ、果敢なオーバーラップで違いを作ったユラノビッチ、セレソン相手でも対応力が光ったグバルディオル、同点弾に絡んだオリシッチとペトコビッチなどが高印象だが、勝利の立役者はなんと言っても守護神のリバコビッチ。120分間で少なくとも3度のピンチを救い、PK戦では1人目のロドリゴのシュートをビッグセーブ。日本戦に続いてヒーローとなった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【ブラジル|採点】
●スタメン
GK
1アリソン 6
DF
2ダニーロ 5
3チアゴ・シウバ 6
4マルキーニョス 5
14エデル・ミリトン(91分OUT) 6
MF
5カゼミーロ 6
7ルーカス パケタ 5.5(91分OUT)
10ネイマール 6.5
FW
9リシャルリソン 5.5(84分OUT)
11ラフィーニャ 5(56分OUT)
20ヴィニシウス・ジュニオール 5.5(64分OUT)
●途中出場
FW
19アントニー 6(56分IN)
FW
21ロドリゴ 5(64分IN)
FW
25ペドロ 5.5(84分IN)
DF
6アレックス・サンドロ 5.5(106分IN)
MF
8フレッジ 5.5(106分IN)
●監督
チッチ 5
【ブラジル|寸評】
序盤こそクロアチアの勢いに押されたものの、15分過ぎあたりからペースを掴む。ただ、ネイマールが故障明けで明らかに本調子になく、その影響を受けてラフィーニャ、ヴィニシウス、リシャルリソンも良い形でボールを受けられず途中交代。代わって入った中だとアントニーこそ随所で閃きを見せたが、ロドリゴとペドロは攻撃に勢いをもたらせなかった。
ネイマールが延長前半終了間際にスーパーゴールを決めた後はボールキープに走ったが、延長後半終了3分前にカウンターからペトコビッチに同点ゴールを食らう。PK戦では1人目のロドリゴがセーブされ、4人目のマルキーニョスがポストに当てて涙を飲んだ。優勝候補筆頭だった王国は2大会連続でベスト8敗退となった。
前記したスタメンの攻撃陣に加え、PK失敗のロドリゴとマルキーニョス、攻守でポジショニングが曖昧だったダニーロも低評価とせざるをえない。最終的には「ネイマール次第のチーム」から抜け出せなかった印象は否めない。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)
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