現在はイスタンブール・バシャクシェヒルに所属する元ドイツ代表MFのメスト・エジルが、レアル・マドリー時代の同僚クリスティアーノ・ロナウドを全面的に擁護した。

 C・ロナウドは、今季途中にインタビューでマンチェスター・ユナイテッドへの批判を繰り広げた結果、カタール・ワールドカップ(W杯)の期間中に双方合意のうえで同クラブを退団した。

 そのうえ、ポルトガル代表の一員として戦うカタールW杯でも、スイスとの決勝トーナメント1回戦(6-1)でまさかの先発落ちとなると、一部メディアがフェルナンド・サントス監督に対して「チームを去る」と通告したと報道。指揮官やポルトガルサッカー連盟が事実無根と否定する事態となった。

 5度のバロンドール受賞歴を誇るスーパースターが、“お騒がせ男”としてのイメージも定着しつつあるなか、エジルは9日にツイッターでそれはメディアによって作られた姿だと反論。「クリスティアーノに対する報道陣の絶え間ない否定的な意見がどこから来るのか、本当に理解できない」と訴えている。
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「メディアはただクリック数を稼ごうとしているし、もうキャリアがない評論家たちは、彼のビッグネームで注目を集め、悪者に仕立て上げようとしているだけだ。彼はもうすぐ38歳になる。もうシーズン50ゴールを決められなくて、何が驚きなんだ? 全てのサッカーファンは、20年間ワールドクラスのプレーをする彼を見られて幸せなはずだ。

 新しい世代で、彼の数字に匹敵する選手はもう現れないと思う。彼は永遠に自分のカテゴリーであり続けるだろう。スポーツ史上最も偉大なアスリートの1人に、誰もがもっと敬意を示すべきだ」

 ポルトガルは10日にカタールW杯の準々決勝で、モロッコと対戦する。C・ロナウドはエジルの言うワールドクラスのプレーを大舞台で再び見せつけ、周囲の批判を一蹴できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部