メッシは1得点1アシスト アルゼンチンはPK戦の末にベスト4へ

 カタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、アルゼンチン代表が現地時間12月9日にオランダ代表と対戦し、PK戦の末に準決勝へと進出した。FWリオネル・メッシは先制点をアシストし、PKで2点目を決めるなど活躍を見せたが、海外メディアは試合中に敷かれた“メッシ包囲網”に注目している。

 試合は前半にFWリオネル・メッシのアシストからDFナウエル・モリーナが先制ゴール。さらに後半はMFマルコス・アクーニャが奪ったPKをメッシが決め、2点のリードを奪った。しかしオランダは長身FWボウト・ベグホルストを投入してパワープレーに出ると、シンプルなクロスから1点を返し、ほぼラストプレーのフリーキックをトリックプレーから決めて同点に追い付いた。

 後半の残り時間が少ないところから延長戦にかけてかなり荒れたゲームは、PK戦でGKエミリアーノ・マルティネスが2本止めたアルゼンチンが勝利。試合終了後に出たもの、アルゼンチンのベンチでリオネル・スカローニ監督とワルテル・サムエルコーチに出たものを含め、両チーム合計でイエローカード18枚という大荒れなものになった。

  先制点のシーンでは、モリーナの飛び出しに合わせる絶妙なパスでアシストを記録したメッシ。米スポーツ専門局「ESPN」公式インスタグラムは試合中の写真とともに、メッシがオランダにとって最も危険な選手だったことを示している。

 投稿されたのは、メッシに対してDFフィルジル・ファン・ダイクらオランダの選手数人が“包囲網”を敷くシーンだ。「リオネル・メッシは35歳の今も最高レベルで試合を支配している」と綴り、1人で戦況に大きな影響を与える存在と指摘した。

 これには「シンプルに史上最高」「魔術師」「フットボールの王様」などの反響が集まっていたほか、「モドリッチは37歳で支配してるぞ」との声も上がっている。(FOOTBALL ZONE編集部)