オランダ代表のルイス・ファン・ハール監督(71)がカタール・ワールドカップ(W杯)の戦いを胸を張って締めくくり、退任を認めた。イギリス『デイリー・メール』が報じている。

オランダは9日の準々決勝でアルゼンチン代表と激突。0-2からの反撃で延長戦に持ち込み、PK戦で勝負を決するところまでいったが、一番手のDFヴィルヒル・ファン・ダイクから2人続けての失敗が響き、3-4で力尽きた。

昨年8月に3度目の監督復帰を果たしたファン・ハール監督だが、予定通りに今大会をもって現職を退く意向を強調。記録上は引き分け扱いだが、PK戦での敗退を悔やみながら、再々登板から20戦無敗の歩みも誇示した。

「何よりもまず、私はオランダ代表チームの監督を続けない。この大会までだったからだ」

「したがって、この試合が私のラストマッチだった。これがこのチームの監督として3期目。20試合で指揮を執って負け知らずだ。グーグルで調べられると思う。素晴らしい選手たちと過ごした素晴らしい期間を振り返るとする」

「今日は負けたとは思わないし、PK戦で叫んだだけ。素晴らしい時間を過ごさせてもらった。確かに敗退の仕方に目をやると、信じられないぐらいつらいがね。こうならないようにあらゆる手を尽くしたのだから、なおさらね」