悲願であるワールドカップ優勝を目指すポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。
史上初のW杯5大会連続ゴールを決めたものの、37歳になった彼の立場は微妙になりつつある。
韓国戦の交代に不満を見せるとフェルナンド・サントス監督はそれに苦言を呈し、スイス戦ではベンチスタートになったのだ(指揮官は懲罰ではなく戦術的な選択と説明)。
そのスイス戦でポルトガルは快勝しており、若手選手たちは解放されたようなプレーを見せたとも伝えられた。
ただ、『Record』によれば、23歳のジョアン・フェリックスは、モロッコとの準々決勝に向けた会見でこう述べたそう。
「そうは感じていない。クリスティアーノにパスしなければいけないという義務感は感じていない。
僕らは常にピッチ上でベストを尽くそうとしているし、それが最善ならパスをする。
でも、誰もが自分の意見を持ってるし、それぞれの試合の見方・解釈をしている。
クリスティアーノは僕らにないものを与えてくれる。彼がいない時の僕らは違ったプレーをする。
とはいえ、チームは常にうまくやっているよ。彼がいるいないで、チームが良くなったり、悪くなったりするということではない」
ロナウドがいるいないでプレースタイルは変わるものの、良し悪しではないと述べていたようだ。
なお、サントス監督は、控え降格を通達されたロナウドは不満げだったとしつつ、それは普通のことであり、彼が代表引退をほのめかしたことはないと断言している。
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今夜のモロッコ戦でロナウドがどんな起用法をされるのかも注目だ。