ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督が、現地時間12月10日に行なわれるカタール・ワールドカップ準々決勝、モロッコ戦を前に会見に出席。クリスティアーノ・ロナウドの離脱要求を完全否定した。英紙『Daily Mail』が伝えている。
悲願の初制覇を目ざすポルトガルは、スイスとの決勝トーナメント1回戦では6-1と圧勝。しかし、大エースのC・ロナウドはまさかの先発落ちとなり、代わってCFで先発したゴンサロ・ラモスが大会初のハットトリックを記録した。
以前より一部で唱えられていた不要論が高まるなか、C・ロナウドが途中出場に不満を抱き、サントス監督に対して「チームを去る」と通告したとの報道が流れていた。
ただ、68歳の指揮官は「彼は一度も離れたいと言っていない」と断言。「もう終わりにして、やめるべき時だ」と訴えた。
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「彼の態度は見ての通りだ。チームメイトと一緒にゴールを祝い、ファンに感謝した。私がラウンド・オブ16では先発起用しないつもりだと伝えた時は、当たり前ながら納得しなかったが、誰もが自分の意見を示す普通の会話だった。ポルトガルのキャプテンである選手がベンチスタートとなれば、嬉しくないのは普通だ。
私がスタメンでプレーしないと告げると、彼は『それは良い考えなのか』と聞いてきた。もちろん、彼はハッピーではなかったよ。でも、彼は決して出て行きたがらなかったと誓う」
一方でサントス監督は、すでにグループステージ突破を決めた状態で臨んだ韓国戦で敗れた際、怒りを露わにしたC・ロナウドの態度は「気に入らなかった」と認めている。
果たして37歳のスーパースターは、モロッコ戦でスタメン復帰を果たすのか。ちなみに8日には「あまりにも強固な絆を結んでいるため、外側からの力では壊せない。どんな敵にも怯むことのない勇敢な国。最後まで夢のために戦う、本当の意味でのチーム!私たちと一緒に信じよう。頑張れ、ポルトガル!」とSNSで団結力をアピールしている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部