ファン・ハールの大抜擢で注目集める
カタール大会・グループステージ初戦のセネガル戦で代表デビューを果たすことになり、一躍注目を集めたオランダ代表GKアンドリース・ノペルト。代表デビュー戦がFIFAワールドカップというのも珍しい。
セネガル戦から準々決勝のアルゼンチン戦まで5試合すべてにフル出場することになり、ノペルトにとってはかなり濃い1カ月になったはずだ。
気になるのは今後の代表キャリアだ。年齢的には28歳と中堅世代であるため、まだまだ代表で続けていける。しかし自身を抜擢してくれた指揮官ルイ・ファン・ハールは退任を明言しており、今後は新監督の下でスタートすることになる。また守護神争いはゼロからのスタートとなるかもしれない。
オランダ『Soccernews』によると、ノペルトはアルゼンチンに敗れた試合後にこれが最後の代表戦になる可能性もあると考えていたと語っている。
「もしかしたら、これが最後かもしれない。それがアルゼンチン戦後の考えだった。僕の経歴を考えると、今回のようなことは奇妙だろう? 子供の頃、いつかこんな経験を夢見ていた。でもその夢は遠いものだった。夢が叶ったから、ファン・ハールに感謝しているよ。おそらく他の代表監督の下ではチャンスをもらえなかっただろう」
国内のヘーレンフェーンでプレイするノペルトにはアヤックス、スペインのレアル・ベティスが関心を示しているなんて話題もあり、まだ代表キャリアを諦めるには早すぎる。今大会での経験を活かしてほしいところだが、新たなオレンジ軍団の守護神は誰になるのか。