FIFAカタール・ワールドカップ2022の準決勝でクロアチアと対戦するアルゼンチン代表。
この試合に勝利すれば、W杯は2014年ブラジル大会以来の決勝戦進出が決まる。
ここでは、そのアルゼンチンにとって歴史に残る7つの偉大なユニフォームをご紹介したい。
1978(ホーム)
アルゼンチン代表 1978 adidas ホーム
選手:オズワルド・アルディレス
自国開催でワールドカップ初優勝を成し遂げた1978年大会での記念すべきユニフォーム。80年にサプライヤーの座をフランスのLe Coq Sportifに奪われたため、次にアルゼンチンとともに戦うW杯は90年イタリア大会まで待つこととなった。
1986(ホーム)
アルゼンチン代表 1986 Le Coq Sportif ホーム
選手:ディエゴ・マラドーナ
アルゼンチンが2度目の優勝を成し遂げ、マラドーナが神となった86年メキシコW杯でのユニフォーム。マラドーナ個人にフォーカスするなら青のアウェイキットとなるが、代表チームとしては決勝の西ドイツ戦で着たこのストライプ・ユニが印象深い。
1990(アウェイ)
アルゼンチン代表 1990 adidas アウェイ
選手:ホセ・バスアルド
残念ながら準優勝に終わった1990年イタリア大会でのユニフォーム。濃い青を基調にストライプを走らせるラップオーバーのVネックを採用した、シンプルながらも美しいデザイン。このキットは準々決勝(ユーゴスラビア戦)、そして決勝(西ドイツ戦)で着用した。
1991(ホーム)
アルゼンチン代表 1991 adidas ホーム
選手:レオナルド・ロドリゲス
決勝でブラジルを破り、1950年以来のコパ・アメリカ優勝を成し遂げた91年大会のユニフォーム。90年イタリアW杯でのユニフォームにも似ているが、襟部分からはストライプが消えている。
1993(ホーム)
アルゼンチン代表 1991 adidas ホーム
選手:ガブリエル・バティストゥータ
コパ・アメリカで2連覇を成し遂げた93年大会でのユニフォーム。右胸のトレフォイル(三つ葉マーク)がクラシックだが、デザイン全体は90年代adidasのベーシックなスタイルだ。襟元のデザインは90年代adidasの象徴的なもので、カタールW杯でのスペイン代表ユニフォームなどにも採用されている。
2014(アウェイ)
アルゼンチン代表 2014 adidas ホーム
選手:リオネル・メッシ
2014年ブラジルW杯の決勝戦で着用したアウェイユニフォーム。メッシというマラドーナの真の後継者を手に入れたアルゼンチンが、やっとの思いでたどり着いた90年大会以来の決勝戦だったが、ドイツに敗れ準優勝に終わっている。ユニは濃淡の青でストライプを構成するデザインが印象的で、ゴールドで彩るエンブレムも鮮やか。
2021(ホーム)
アルゼンチン代表 2021 adidas ホーム
選手:アンヘル・ディ・マリア
実に1993年以来となるコパ・アメリカ優勝を成し遂げた2021年大会。その決勝戦などで着用したのは、この大会に向けて新たに投入した2021モデルのホームキットだった。
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伝統のストライプを継承しつつも、そこに落とし込むグラフィックがユニークなデザイン。ストライプ部分にはアルゼンチン各地域の地形をカモフラージュ柄のように描いている。