クロアチア代表のキャプテンを務めるMFルカ・モドリッチが、アルゼンチン代表戦を振り返った。クロアチア『HRT』が伝えた。
【動画】試合が壊れてしまったメッシの豪快PK!
13日、カタール・ワールドカップ(W杯)準決勝で、クロアチアはアルゼンチンと対戦した。
初のW杯優勝、2大会連続の決勝進出を目指すクロアチア。4年前に目前で逃したタイトルを掴むべく、この日も戦った。
スロースタートとなった試合。クロアチアはボールを保持しながら、あまりプレスをかけてこないアルゼンチンの前に何度かゴールに迫るも決定機は作れない。
するとアルゼンチンのカウンターが発動。一気に攻められると、フリアン・アルバレスをGKドミニク・リヴァコビッチが倒してしまいPKの判定。これを決められると、その5分後にはカウンターからアルバレスに決められてしまう。
前半で2点ビハインドとなると、ハーフタイムにズラトコ・ダリッチ監督が2枚替え。戦い方を変えるがそれでも好転せず、50分には中盤の肝であるマルセロ・ブロゾビッチも下げる展開に。モドリッチも81分でベンチに下がるが、チームは良いところなく3-0で敗れてしまった。
試合後、落胆する選手たちの中、モドリッチはメディアの取材に応対。悔しさを滲ませながらも、3位決定戦へ気持ちを切り替えていた。
「残念ながら敗れてしまった。負けたくはなかったけど、相手を祝福しなければいけない。試合全体を見れば、彼らは決勝に進出するに値する」
「この暑い中で、試合についてコメントしたり、気の利いたコメントは難しいけど、彼らの方が良かった」
「残念ながら決勝進出はない。3位決定戦があり、何よりもメンタルを回復させ、3位になる必要がある」
一方で、先制ゴールに繋がったPKは不当だとコメント。その前のプレーでCKがあったはずだとし、あのPKが試合を壊してしまったと見解を語った。
「最初のゴールだが、PKはなかった。その前のアクションで、自分たちにCKがあったはずだ。その後、存在しないPKが試合を壊してしまった」
「それまではOKだった。より危険になるために、もう少し前に出ることができていなかったけど、PKまでは問題はなかった」
「このような試合では、あのPKのジャッジをしてはいけない。また試練を受けたわけだけど、それが悲しい。その後に2点目が入ったけど、そこから盛り返すのは難しかった」
何れにしても敗れてしまったことには変わりなく、モドリッチは改めて3位になることを目指すと意気込んだ。
「土曜日には大きな試合がある。ここで全てを出し切り、3位を勝ち取ることがとても重要だ。僕たちは戦った。3位を逃すのは残念なことだ」
「僕たちは団結し、よく休み、試合に向けて精神的な準備をしなければいけない」
「僕たちはガッカリしている。繰り返すが、もう一度重要な試合が待っている」
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