FIFAワールドカップカタール2022・準決勝、フランス代表対モロッコ代表が現地時間14日に行われる。その試合を前に、モロッコ代表を率いるワリド・レグラギ監督が記者会見に臨み、エース封じとしてモロッコ代表DFアクラフ・ハキミに期待を寄せていることを明かした。英語版の『ユーロスポーツ』が報じている。

 モロッコ代表はカタールワールドカップのグループステージでクロアチア代表、ベルギー代表、カナダ代表と同組のF組に入り、2勝1分の勝ち点7で1位通過した。決勝トーナメント1回戦ではPK戦の末にスペイン代表を下し、準々決勝ではポルトガル代表を相手に1-0の勝利をおさめている。番狂わせを演じながら、ここまで1失点だけ。決勝進出を果たす上では、その堅守がカギとなりそうだ。

 フランス代表の攻撃を牽引しているのは、今大会5ゴールで得点ランキング首位タイのキリアン・エムバペ。警戒すべき選手だが、レグラギ監督は「エムバペ対策はしない。残念ながら、(警戒すべき選手は)彼だけではないから」と語り、エムバペ対策に重点を置いてないことを明かしている。

 続けて「アントワーヌ・グリーズマンも良い選手だが、我々は心配していない。こっちにはハキミがいる。エムバペとグリーズマンは二人ともチャンピオンになりたいだろうが、ハキミは彼らにプレゼントを渡すつもりはないようだ。ハキミは友人を倒そうとモチベーションを上げている」と語り、ハキミの活躍に期待を寄せている。

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